歯周病と全身疾患の最近のブログ記事

歯周病の症状は、歯周病菌に対する免疫系が歯肉部分で

過剰反応することで悪化していきます。

通常、免疫反応は身体を守るために働くのですが、

歯周病細菌が歯肉に刺激を与え続けると、

歯周組織のマクロファージやリンパ球が産生された酵素類やサイトカイン類などが、

局所(歯肉)に蓄積します。

酵素類はコラーゲン繊維などを切断・溶解する作用を持っています。

サイトカイン類は、多彩な生理活性を示す炎症性サイトカインと呼ばれるタンパク質です。

これらは、血液中に入っていろいろの全身疾患に悪影響を及ぼします。

 

局所的に産生された炎症性サイトカインは、

歯周組織に対して悪影響を及ぼすだけでなく、

血液を介して全身疾患にも負の影響をもたらします。

最近の研究では、糖尿病、心臓血管病、低体重児出産・早産などが

歯周病に関連する疾患とされています。

また、肺炎、骨粗しょう症、腎炎、関節炎、発熱などへの関連も疑われています。

しかしながら、このことに関する研究成果や発表の多くは

米国の大がかりな疫学研究が拠りどころとなっており、

日本では確証となる介入研究はまだ不足気味です。


2010年11月: 月別アーカイブ

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